オイル交換の様子をご紹介いたします。今回オイルを交換した車両は2008年モデルFXST(ソフテイルスタンダード)です。
愛車の調子や変化は定期的にメンテナンスすることにより、よく分かるようになると言います。まだオイル交換にチャレンジしたことがない方でもぜひチャレンジしてみてください。誰でもはじめは手こずりますし、難しく感じるものです。
ぜひ下記内容をご自分でオイル交換にチャレンジするときには参考にしてみてください。
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オイルを抜く
エンジンオイル交換の前は暖気もしくは近所をしばらく走り、オイルを温めましょう。 そうすることでオイルが柔らかくなり、古いオイルが抜けやすくなります。 今の季節であればすぐにエンジンオイルが温まります。
作業時にはセンタージャッキなどを使ってで車体を垂直にすることでオイルをしっかりと抜くことができます。
エンジンオイル


ドレンボルトを外してエンジンオイルを抜きます。 オイルタンクのキャップを外しておけば、オイルが抜けやすくなります。
トランスミッションオイル


同じくドレンボルトを外してトランスミッションオイルを抜きます。 同様に、オイルフィラーキャップを外してオイルを抜けやすくします。ドレンボルトはサスペンションの間にあり、他のモデルに比べると外しにくいですね。
プライマリーオイル


ドレンボルトを外してプライマリーオイルを抜きます。 プライマリーにはキャップはないので、ダービーカバーを外してオイルを抜けやすくします。
各ドレンボルトの先は磁石になっており、オイル内の鉄粉を吸着します。 今までのオイル交換時に比べ鉄粉の量が多すぎるのであれば、なにか車両にトラブルが起こっているかもしれません。 その場合は早めにショップに相談しましょう。
ドレンボルトの掃除
ドレンボルトを掃除してOリングの交換をします。ネジ山には新しいシールテープを巻いてください。 Oリングはエンジンオイルの熱などによって変形しているので毎回交換してください。
※上記は参考画像として'02年FLSTFのオイル交換の際のドレンボルトを抜粋しています。
オイルを入れる
エンジンオイル


ドレンボルトを取り付けてオイルを入れます。 ドレンボルトの締め過ぎに注意してください。最初にある程度手で締めてから工具を使って少し締めます。 エンジンオイルはサイドスタンドを立てた状態で、フィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 エンジンオイルは基本的にボトルのままでも入れやすいでしょう。
※画像は'02年FLSTのものを使用しています。
トランスミッションオイル


同じくドレンボルトを取り付けてオイルを入れます。 トランスミッションオイルもエンジンオイルと同様、サイドスタンドを立てた状態でフィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 入口が狭いのでフィルファンネルを使用するとスムーズに入れられます。
※画像は'02年FLSTのものを使用しています。
プライマリーオイル


同じくドレンボルトを取り付けてオイルを入れます。 ドレンボルトはテーパー状のボルトのため、力いっぱい締めるとどこまでもネジが締まり、最後にはネジ穴が破損してしますので注意してください。 プライマリーは車体を水平にしてクラッチ板の下側が浸る程度の量を入れます。 純正のフィルファンネルを使用するとこぼれずスムーズに入れられるのでおすすめです。
※画像は'02年FLSTのものを使用しています。
今回の使用工具

- ●六角ソケット(1/4)
- ●トルクスソケット(T27、T40)
- ●L型六角レンチ(3/8)
- ●ラチェットハンドル
- ●エクステンション
- ●プライマリーオイル・フィルファンネル
- ●トランスミッション&クランクケース・フィルファンネル
まとめ
以上になります。今回はオイルの交換とその工具に関して紹介させていただきました。
ハーレーによる年式・モデルに違いはあれど、工具さえ揃えてしまえば、セルフメンテナンスの第一歩としてはじめやすい“オイル交換”。いままでショップにお願いしていた方であれば、自分でやった分の浮いた工賃で何か新しいパーツを買う事もできるかもしれませんね。オススメです。
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