夏も終わり少し涼しくなりました。愛車の整備をするにはちょうどいい気温になってきましたね。
今回オイル交換するハーレーは2001年モデルFXD(ダイナスーパーグライド)です
「エンジンオイル」・「トランスミッションオイル」・「プライマリーオイル」のオイル交換する様子をご紹介します。
ご自分でオイル交換にチャレンジするときの参考にぜひしてみてください。
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オイルを抜く
エンジンオイルを交換する前には暖気もしくは近所をしばらく走り、オイルを暖めましょう。 するとオイルが柔らかくなり、古いオイルの抜けが良くなります。オイル交換するときはセンタージャッキなどで車体を垂直に固定するとオイルをしっかり抜けます。
エンジンオイル


ドレンボルトを外してエンジンオイルオイルを抜いていきます。 あらかじめオイルタンクのキャップを外しておけば、オイルが抜けやすくなります。
トランスミッションオイル


同じくドレンボルトを外してトランスミッションオイルを抜いていきます。 先ほどと同様に、オイルフィラーキャップを外してオイルを抜けやすくします。
プライマリーオイル


ドレンボルトを外してプライマリーオイルを抜いていきます。 プライマリーにはキャップはありませんが、ダービーカバーを外すことでオイルを抜けやすくなります。
各ドレンボルトの先は磁石になっているので、オイル内の鉄粉を吸着します。 前回のオイル交換時に比べ鉄粉の量が明らかに多いと感じるなら、車両になんらかのトラブルが起こっている可能性が。 異常に感じたら早めにショップに相談しましょう。
ドレンボルトの掃除
それぞれのドレンボルトを掃除して、Oリングを新しいものへ交換します。ネジ山部分には新しいシールテープを巻いてください。 Oリングはエンジンオイルの熱などによって変形するので必ず交換してください。
オイルを入れる
エンジンオイル


ドレンボルトを取り付けてから新しいオイルを入れます。 この時ドレンボルトは締め過ぎに注意してください。最初にある程度手で締めてから工具を使って少し締めるくらいOKです。 エンジンオイルは車両をサイドスタンドを立てた状態で、フィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 エンジンオイルは基本的にボトルから直接でも入れやすいです。
トランスミッションオイル


こちらもドレンボルトを取り付けてから新しいオイルを入れます。 トランスミッションオイルもエンジンオイルと同様に、車両をサイドスタンドを立てた状態でフィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 注ぐための入口が狭いのでフィルファンネルを使用するとスムーズに入れられるのでオススメです。
プライマリーオイル


同じくドレンボルトを取り付けてオイルを入れます。
ドレンボルトはテーパー状のボルトのため、力を入れればどこまでもネジが締まってしまい、最後にはネジ穴が破損してしまいますので注意してください。 プライマリーは車体を水平な状態にしてクラッチ板の下側が浸る程度の量を入れます。 この時、純正のフィルファンネルを使用するとこぼれずスムーズに入れられるのでおすすめです。
今回の使用工具

- ●六角ソケット(1/4)
- ●トルクスソケット(T27、T40)
- ●L型六角レンチ(3/8)
- ●ラチェットハンドル
- ●エクステンション
- ●プライマリーオイル・フィルファンネル
- ●トランスミッション&クランクケース・フィルファンネル
まとめ
今回はハーレーの2001年モデルFXDの各種オイル交換と、使用した工具を紹介させていただきました。
ハーレーの年式・モデルに多少の違いはありますが、工具さえ揃えてしまえば、“オイル交換”はセルフメンテナンスの第一歩として始めやすい作業。今まではショップにお願いしていた分の工賃を使えば、新しいパーツを買う事もできるかもしれませんね。
わからないことあれば、いつでも当ショップにご相談くださいね
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