アンバーピースで販売しているオイルフィルターレンチの選び方について解説いたします。
ハーレーのオイル交換やカスタムを楽しむうえで欠かせない基本作業にひとつが、オイルフィルターの交換です。
当店で取り扱う各種オイルフィルターレンチの選び方を、今回はダイナモデル、スポーツスターモデルそれぞれ各項目写真付きで解説していきますので、ご自身でメンテナンスされている方はもちろん、これからオイル交換に挑戦したい方もぜひ、参考にしてみてください。
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まずはオイルフィルターの位置、周辺を確認する

画像の車両は1999年ダイナモデルです。
シリンダー前にオイルフィルターが配置されている点は一般的ですが、赤丸部分にあるクランクポジションセンサーがポイント。
このセンサーの位置によって「使えるレンチ」と「使えないレンチ」が明確に分かれるため、ハーレーのオイルフィルター選びの中でも注意すべきポイントになります。誤った物を選ぶと作業性が悪くなるだけでなく、センサーを傷つける可能性もあるので要注意です。

画像の車両は2015年スポーツスターモデルです。
こちらはシリンダー前にオイルフィルターがある点は同じですが、クランクポジションセンサーはフィルターから離れた下側に配置されています。
そのため、スポーツスターではほとんどのオイルフィルターレンチが使用可能で、オイルフィルター選びで迷いにくいのが特徴です。オイル交換初心者の方にも安心のレイアウトですね。
ハーレー純正オイルフィルター用【カット無しレンチ】

スポーツスターモデルでは周囲に干渉するパーツがなく、オイルフィルター周りに余裕があるため、一般的なカップタイプのオイルフィルターレンチも問題なく使用できます。
スポーツスターはハーレーの中でも比較的作業性が高いモデルになるので、DIYメンテナンスや自宅のガレージカスタムを始めたい方にもオススメです。

ダイナモデルの場合は、写真の赤丸部分のようにクランクポジションセンサーが干渉します。
標準的なオイルフィルターレンチ(カップタイプ)を使用すると、センサーに当たってしまうため装着できない場合があり、またこちらはダイナモデル固有の構造ですので、オイル交換の前に必ず確認しておきたいポイントです。
ハーレー純正オイルフィルター用【カット付きレンチ】

フィルター側に切り欠き(カット)があるタイプのオイルフィルターを使用すれば、ダイナモデルでもクランクポジションセンサーに干渉せず交換が可能です。
ハーレーパーツの中でも、フィルター選びひとつで作業性が大きく変わる好例といえます。

オイルフィルターがカット付きでも、スポーツスターモデルは問題なく使用できます。
オイルフィルターレンチ バンドタイプ

バンドタイプのレンチはダイナモデルでも問題なし。
薄型構造で、必要に応じてバンド部分を取り外すこともできるため、ダイナ特有の狭いスペースでもしっかり対応できます。工具に迷ったら、1本持っておくと幅広いハーレーモデルで役立つユーティリティタイプです。

スポーツスターモデルでももちろん使用できます。
スペースに余裕があるスポーツスターでは、バンドタイプも問題なく使用可能。オイル交換のしやすさ、DIYメンテナンスのしやすさというスポーツスターの魅力をさらに引き立てるパーツです。
ポイントを押さえた工具選び
ハーレーのオイル交換は、一度コツをつかめば誰でも挑戦しやすいメンテナンスです。しかし、モデルによってセンサー位置や周辺パーツが異なるため、正しいオイルフィルターレンチを選ぶことが快適な作業の第一歩になります。
今回ご紹介したポイントを押さえて工具を選べば、ダイナでもスポーツスターでも安心してオイル交換が可能です。カスタムやメンテナンスを楽しむためにも、ご自身のハーレーに合ったパーツ選びを心がけてください。
当店では各モデルに対応したオイルフィルターレンチをはじめ、メンテナンスに役立つパーツを幅広く取り揃えています。ハーレーライフをより快適に、そして安全に楽しむために、ぜひチェックしてみてください。
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