ハーレーの3種のオイル交換の様子をご紹介【'02年FLSTF】

エンジンオイル交換の前は暖気もしくは近所をしばらく走り、オイルを暖めましょう。 暖めることでオイルが柔らかくなり、古いオイルが抜けやすくなります。 作業をする際はセンタージャッキなどを使って車体を垂直にしてオイルをしっかりと抜きます。

ドレンボルトを外してエンジンオイルを抜きます。 オイルタンクのキャップを外しておくと、古いオイルが抜けやすくなります。

同様にドレンボルトを外してトランスミッションオイルを抜きます。 こちらも、オイルフィラーキャップを外すとオイルを抜けやすくなります。FLSTFのドレンボルトはサスペンションの間にあるので、他のモデルに比べると外しにくいですね。

ドレンボルトを外してプライマリーオイルを抜きます。 他の箇所と違いプライマリーにはキャップはないので、代わりにダービーカバーを外してオイルを抜けやすくします。

各ドレンボルトの先は磁石になっていて、オイル内の鉄粉を吸着しています。 今までのオイル交換時に比べ鉄粉の量が多すぎる場合、車両に何かトラブルが起こっているかもしれません。 そんな時は早めにショップに相談しましょう。

ドレンボルトを掃除してOリングを交換します。ネジ山には新しいシールテープを巻きます。 Oリングはエンジンオイルの熱などによって変形するので毎回交換してください。

ドレンボルトを取り付けてエンジンオイルを入れます。 ドレンボルトを締め過ぎないよう注意してください。最初にある程度手で締めてから工具で少し締めます。 エンジンオイルを入れる際はサイドスタンドを立てた状態で、フィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 エンジンオイルは基本的にボトルのままでも注ぎやすいでしょう。

同じくドレンボルトを取り付けてオイルを入れます。 トランスミッションオイルもエンジンオイルと同じで、サイドスタンドを立てた状態で行い、フィラーキャップに付いているゲージに従って入れます。 入口が狭くて注ぎづらいのでフィルファンネルを使用するとスムーズに入れられます。

同じくドレンボルトを取り付けてプライマリーオイルを入れます。 ドレンボルトはテーパー状のボルトのため、力いっぱい締めるとどこまでもネジが締まっていき、最後にはネジ穴が破損してしますので気を付けてください。 プライマリーオイルは車体を水平にしてクラッチ板の下側が浸る程度の量を入れます｡ 補助アイテムとして純正のフィルファンネルを使用するとこぼれずスムーズに入れられるのでオススメです｡

以上になります。今回は2002年式FLSTFのオイルの交換とその工具に関して紹介させていただきました。

ハーレーはモデルや年式による違いはあれど、それ用に工具さえ揃えてしまえば、「オイル交換」はセルフメンテナンスをはじめやすい作業です。今までショップにお願いしていた方も、自分で出来るようになれば工賃を節約にもなるのでぜひチャレンジしてみてください。

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