【ハーレートラブルシューティング】 ガスケットの劣化がフューエルゲージ全体を危険にさらします...

フューエルゲージの劣化したガスケット

ハーレーに長く乗っていると、どうしても“走りには影響が少ないから後回しになりがち”なパーツがいくつかあります。

そのひとつが燃料タンク左側に配置されるフューエルゲージ、その土台部分に使われる薄いゴム製のガスケットではないでしょうか。(今“あっ!”と思われた方、そうなんです。乗って今まで交換した覚えありますか?)

走行中に直接見えるものでもなければ、カスタムパーツのような派手さがあるわけでもありません。 しかし、実はハーレーの維持や快適さに大きく影響する消耗による交換を無視できない部品です。

そこで今回は当店でも多くのハーレーユーザーに愛用していただいている

Harley-Davidson純正フューエルゲージ ガスケット(品番:61192-96A)を紹介しつつ、「交換する前と交換した後で何が変わるのか?」という視点で、この純正ガスケットがどれほど重要な役割を果たしているのかを深掘りします。

ハーレーのカスタムに興味がある人はもちろん、「見えない部分のメンテナンスにもこだわりたい」という方にもぜひ読んでほしい内容です。

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ガスケット劣化は、見た目以上に“深刻”

フューエルゲージ持つ

通常フューエルゲージガスケットは、そのほとんどがラバー素材でできており、熱・ガソリン蒸気・紫外線などに常にさらされています。

新品の頃は柔らかく密着性も高いですが、数年の使用で徐々に硬化・収縮・ひび割れが発生します。

劣化が進むと、次のような症状が現れます。

・雨水などの水の侵入によるゲージの故障

・走行中の振動によりゲージがガタつきはじめる

タンクに“にじみ汚れ”が出るようになる

・見た目が古びてカスタムした車体と合わなくなる

特に雨天走行や洗車の多いユーザーほど影響が大きく、ゲージの内部に水分が入ると故障につながる場合もあります。

「走行には直接影響しないし、まだ大丈夫だろう」と思われがちですが、ハーレーは振動が強く、外装のパーツに負担がかかりやすいため、ガスケットの劣化が想像以上に速いのが特徴です。

交換後の変化➀:フューエルゲージ本体の寿命にも影響

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ガスケットはただの“パッキン”の役割を果たすパーツではありません。

例えばガスケットの密着性が落ちる事で、「雨や水分の侵入」、「走行中の振動による微妙なガタつき(によるカタカタ音)」、「汚れの蓄積」といった問題が起こるため、ゲージ本体の寿命にも直接影響が出ます。

特に水の侵入はフューエルゲージ全部の交換とという故障の一因にもなり兼ね、フューエルゲージ全部を交換するとなると、周辺の洗浄やキットの購入など、ガスケット交換の何倍、下手すると何十倍のコストが掛かってしまうかもしれません。

フューエルゲージのガスケットを交換しておくことは、もしもの時を考えた際のコスパのいいカスタム・メンテナンスに繋がるのではないでしょうか。

交換後の変化➁:圧倒的に安心感が増す

劣化と新品のガスケットと

純正フューエルゲージガスケットを新品に交換すると、まず実感できるのは“密閉感の復活”です。

・フューエルゲージを固定する際の“ギュっ”と締まる感覚

・タンク表面に吸い付くようなフィット感

この2つを明らかに実感できるほど、古いものとは状態が変わります。

結果として、特にツーリング先での突然の雨に遭遇した時に、ゲージ周りに水たまりができても心配しなくなる。

これは目立つ部分ではないながらも、ハーレーライダーにとって非常に大きな安心材料になります。

交換後の変化➂:タンクの見た目が引き締まる

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ガスケットは黒いゴムリングなので、一見するとただのゴムパーツです。

しかし、劣化するとその見た目は、カスカスな灰色っぽい白色になり、表面には細かいヒビが入り、さらに劣化が進むとフューエルゲージ部分から切れたガスケットがだら~んと垂れ下がり、なんとも汚らしい絵面となり、ハーレー全体の美観を一気に損ねます。

そこを新品に交換すると、ガスケット部分が真っ黒でシックな質感となり、タンク周りの印象もシュッと引き締まりますよね。想像に容易いと思います。

特にハーレーは外観の存在感が多大であるため、こういった小さなパーツひとつでも印象をガラリと変える効果が生まれるのです。

純正を選ぶメリット...別格のフィット感と信頼性と安心感

フューエルゲージガスケットは社外品も販売はされていますが、

「ゴムの硬さ&厚み」・「高い耐燃料性による経年劣化のスピード」などを考えても、やはりHarley-Davidson純正パーツは安心感が違います。

特にハーレーは常に大きな振動と共に動いているため、純正ガスケットの“厚み”“バランスの取れた硬さ”が非常に重要なポイントとなってきます。

適合保証されている純正パーツだからこそ、交換し装着したときにピタッとフィットする。 この快感と安心感こそが、純正品を選ぶという強さです。

ガスケット交換自体は難しい?

交換作業は比較的シンプルで、ゲージ本体を外して新しいガスケットに交換するだけ。特殊工具や技術も必要ありません。

新品のガスケットに変更したフューエルゲージ

1.まずはフューエルゲージを外します。配線が通っているので、回したり、無理に引っこ抜かないよう注意しながら進めます。

劣化したガスケットをみせる

2.フューエルゲージが“カコッ”と外れたら、古いガスケットを取り除きます。

劣化したガスケットをみせる

3.新しいガスケットは柔らかいので、“びよーん”と伸ばしながらフューエルゲージをくぐらせてピタッと装着。

ガスケットの向きに注意

※要注意ポイント...ガスケットには向きがあるので、装着ん際には気を付けるようにしましょう。太い方が上で、細い方が下向きになります。

新品に交換したガスケット

4.最後にフューエルゲージを元のようにはめ込めば作業終了です。

カンタン作業なので、ハーレービギナーの初めてのセルフメンテナンスの挑戦には持ってこいです。もちろん当店での交換依頼や不明点へのお問い合わせも受け付けています。お気軽にどうぞ。

必見!これは分かりやすい!!動画でも取り付けフローを解説

ガスケットひとつで“安心・見た目・寿命”を大きく変える

新品のガスケットに交換したフューエルゲージ

フューエルガスケットは、カスタムパーツのような派手で目を引くものではありません。

しかし、交換をすることで得られるメリットは非常に多く、長く快適にハーレーに乗るためには必須メンテとも言えるパーツです。

まとめると...

・雨や洗車時の防水性が向上

・シックな黒色によりタンクの見た目が引き締まる

・フューエルゲージの寿命を延ばす=出費が激減

・純正ならではの安心感を得られる

あなたのハーレーに長く安心して乗り続けるために、Harley-Davidson純正フューエルゲージ ガスケット(品番:61192-96A)の交換、ぜひ検討してみてください。

61192-96A

1,480

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多数

適合
1994年以降ロードキング、2000~17年ソフテイルモデル、1991~17年ダイナモデル、2015年以降FLRTに適合

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