機械の心臓部といえば「エンジン」。ハーレーダビッドソンは純正パーツだけを見ても、機能性を高める大物パーツから、外観をアップグレードする小さなパーツまで、エンジン部分のカスタムオプションが幅広くラインナップされています。
その中でもドレスアップを目的とし、作業時間はほんの数秒。特別な工具も必要なし。なのにエンジン周りを美しく仕上げるアイテムとして注目されているのが、今回ご紹介する 「ハーレー純正 フィン スパークプラグカバー」 。
本記事では、このパーツの特徴や役割、そして実際に2019年式 FXLR(ローライダー)へ取り付けた様子を解説していきます。
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フィン スパークプラグカバーとは?
「フィン スパークプラグカバー(Finned Spark Plug Cover)」は、ハーレーダビッドソン純正のドレスアップパーツのひとつ。
2017年以降の Milwaukee-Eight 搭載モデル(※一部年式・車種を除く)に適合。
シリンダーヘッドのスパークプラグ周辺を覆うことで、エンジンの冷却フィンと一体化したようなビジュアルを作り出します。
純正ならではの精度で設計されており、細部に至るまで違和感のないデザイン。ブラックと金属部の質感がコントラストとなり、エンジン全体を引き締め、見た目の完成度をグッと高めてくれます。
そして何よりも専用の工具を必要とせず、極端な話し、指2本でカスタマイズできるシンプルさなど、カスタム初心者にとっても非常に魅力的なパーツとなっています。
フィン スパークプラグカバーの役割
スパークプラグカバーは単なる装飾品だけではなく、以下のような役割を担っています。
1.デザイン性の向上
ドレスアップパーツとして、スパークプラグ部分を隠し、エンジンの冷却フィンとの連続したラインを生み出し美しい一体感を演出。
2.エンジン周りの壮麗さがアップ
ブラック仕上げのアルミカバーが追加されることで、より洗練されたシャープな印象に。特にローライダーのようなストリートカスタム系モデルに相性抜群です。
3.カスタムベースとしての拡張性
他のフィン系パーツ(タイマーカバーやロッカーボックスカバー)と合わせることで、エンジン全体を統一感のあるデザインに仕上げることができる。
実際に取り付けてみた | 2019年 FXLR ローライダー
今回、2019年式 FXLR(ローライダー)へフィン スパークプラグカバーを取り付けてみました。ローライダーはシンプルなスタイルがゆえに、カスタムベースとしての自由度が高いモデル。こうした小物パーツのドレスアップが非常に映える今回にピッタリの1台です。
取り付け手順
1.準備
ボルトなどの付属品は一切なく、パーツ本体が2つと説明書が入っているだけ。車体からスパークプラグを外す必要もなく、箱から取り出したそのままの状態をスリップインで装着できる構造になっています。
1-2.仕様
本体裏側にはスプリングクリップがセット。これがフィン部分に引っ掛かりをつくり、ガッチリ固定される仕組みとなっています。
2.位置合わせ
スパークプラグのポケットにカバーを差し込み、フィンのラインがシリンダーヘッドときれいに繋がる位置に調整します。
3.固定
手で押し込む。またはゴム製のハンマーを使いはめ込んでいきます。裏側のスプリングクリップが機能し、走行中の振動でも外れにくい安心設計です。
4.仕上がり確認
左右で取り付け位置がズレていないか、エンジン全体のラインが整っているかを最終チェック。
取り付け時間は片側数秒程度。作業は非常にシンプルで、初心者でも安心してチャレンジできます。
取り付け後の印象
装着後、最も感じるのは「エンジンのまとまり感」です。
むき出しになりがちなスパークプラグ部分が隠れることで、フィンからシリンダーヘッドへの造形が、まるで最初からそうデザインされていたかのような一体感のある仕上がりに。
ブラック仕上げの質感がローライダーのダークな雰囲気とマッチし、ワンランク上のカスタム感を手軽に実現できました。
カスタム初心者のはじめの一歩に
「ハーレー純正 フィン スパークプラグカバー」は、ただ押し込むだけの手軽に取り付け可能でありながら、エンジン周りの印象を大きく変えてくれる優秀なカスタムパーツです。
時間も技術も必要としないので、まさにカスタムが初めての方の最初のパーツとして非常におすすめ。
そのシンプルな作業とは裏腹にエンジン全体は美しい仕上がりとなり、放つ存在感と得られる満足感は、まさに「ハーレーカスタムの醍醐味」と呼べるのではないでしょうか。
Milwaukee-Eight 搭載モデルにお乗りの方には、ぜひチャレンジしていただきたいカスタムパーツ「ハーレー純正 フィン スパークプラグカバー」 の紹介でした。
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