ハーレーのカスタムと言えば、何を思い浮かべますか?
ハンドルマフラーなど各パーツの交換。タンクの塗装やライトなんかのサイズ感変更など、それぞれのハーレー乗りに合わせて数多くありますが、“収納系のカスタム”もこだわりを見せられる部分にひとつになるのではないでしょうか。
しかも、それが実用性と雰囲気を同時に底上げできるものであれば最高だと思いませんか?
今回紹介するのは、CUSTOM(カスタム)から発売されたばかりのCANVAS RIGID BAG。
名前の「RIGID」は旧車ハーレーの“リジッドフレーム”やソフテイルモデルとのルックス相性を意識した設計で、ヴィンテージラバーなハーレー乗りにささる見た目が大きな特徴のサドルバッグです。
ここでは商品の特徴や取り付け方法、そして定番でもあるレザー製と比べた場合のメリットを詳しく解説していきます。
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CANVAS RIGID BAGの特長 — リジッドスタイルに馴染むデザインと実用性
CANVAS RIGID BAGは、16オンスの厚手キャンバスと背面部分にベルポーレンなどの芯材を組み合わせや、背面には牛革で補強されたベルト通しを備え、見た目のヴィンテージ感と耐久性の両立を図っています。
金具やプラスチックを極力使わないクラシックな意匠は、現行のソフテイルモデルはじめ、旧車やチョッパーなど無骨なシルエットのハーレーとの相性の良さを生み出します。
カラーはサドルバッグには珍しい「ブラック」、「カーキ」、「アーミーグリーン」の3色展開。素材感も相まって、どの色もハーレーのクラシックな雰囲気を容易に作り出す事ができる配色となっています。
容量と使い勝手 — 日常〜ショートツーリングに最適
サイズは縦360×横260×厚80mm、容量は約6L。
車体のプロポーションを崩さない小ぶりな設計ですが、貴重品やモバイルバッテリー、雨具や工具など、1日のツーリングに必要なものをコンパクトに収納できます。
取り付け部品はベルトのみ。キャンバス生地特有の軽量で、必要に応じて手軽に着脱できるのも大きなメリットです。
レザーよりキャンバスを選ぶメリット
サドルバッグ=レザーというイメージは根強いですが、キャンバス生地には明確なメリットがいくつもあります。
●軽量性:片手で手軽に扱える重量なので取り外しが容易。女性ライダーや頻繁に着脱する人に優しい。
●扱いやすさ:革のように硬く馴染むまでに時間を有する素材ではないので、例えばベルトの穴になかなか入らない!というイライラも皆無。
●メンテナンス性:面倒なオイルメンテ不要。ひび割れや硬化を気にする事もなくガシガシ使用できます。
●風合いの変化:使い込むほどに柔らかくなり、色落やアタリなど独特のエイジングが楽しめる。
●コスト(価格帯):レザー製品に比べ購入コストが抑えられるため、まず試したいというユーザーに最適。
●リジッドとの見え方:硬さを魅せるフレームとキャンバスの組合せは、リジッドフレームの“シャープさ”を損なわずに馴染みやすく、クラシックな雰囲気を作り上げる。
「RIGID」はリジッドフレームを意識した命名 — 取り付け時の注意点
このバッグ名が示すように、旧車のリジッドフレームやソフテイルモデルのようなリジッド風ハーレーとの装着を前提に開発されたので、ビジュアル面での相性はバツグン!
ただしリジッド系車両は車体構造・振動特性が異なるため、取り付け時は下記の点に注意してください。
・振動対策:リジッド車は振動が大きめ。長時間の走行でベルトが緩むことがあるため、走行前後に必ず再確認を。必要ならタイラップなどの結束の補助処置を追加する。
・クリアランス確認:チェーン、マフラー、タイヤからの距離を確保すること。特に低さを追求したカスタム車は地面との接触リスクが高くなる。
・重量物は避ける:バッグの容量は6L程度。重い工具や燃料などでバッグを過負荷にしないこと。
これらを守れば、リジッドのルックスを損なわず安全に取り付けられます。
装着方法
装着方法はいたってカンタン。背面のベルト4本をフレームの角度の合わせて、取り付けていけばOK!
ベルト自体の素材もコットンなので、スルスルッと各部分にストレスフリーで通すことができます。位置変更の際にも簡単にベルト穴の移動が可能です!
こだわりの設計
シンプルな作りの中にこだわりが見えるのがこの「CANVAS RIGID BAG」。その特徴は...
1.大半を占める素材は耐久性に優れた16オンスの100%コットンのキャンバス地を採用。
使い込むことにより、ヴィンテージデニムような、色落ち・アタリが楽しめる“ヴィンテージクロス”を採用。
2.ファスナーやプラスチックを排除。金具部分にはアンティークブラス(真鍮)を採用し、経年変化を楽しめる仕様に
3.上ぶた両側側面にはフラップを付けて、雨や砂の侵入を防ぎます。
4.側面には、サイドポケットを設置。プラグやドライバー、レンチなど日常頻繫に使う道具を入れておくのに便利。脱落防止のスナップボタン設計です。
5.内面は荷物の分け入れできるよう仕切り布があったり、帽子のツバなどに使われるベルボーレンというプラスチック素材が側面と底面に使われており、強度の確保と型崩れ防止がされています
ハーレーと共に“味”を出すサドルバッグとして...
長く乗るほどに、ライダーの味が出てくる。それはハーレーもCANVAS RIGID BAGも同じです。
金具の真鍮はくすみ、キャンバスは柔らかく馴染み、走るたびに自分だけの表情へと変わっていく。そんな“経年変化”を楽しめる道具を求めるヴィンテージ好きにこそ、このバッグを使っていただきたい。そう思います。
旧車のリジッドフレームやソフテイルに自然と溶け込み、クラシックな雰囲気をさらに引き立てる存在感。ハーレーの世界観を崩さずに、機能性にも妥協していない。
それがCUSTOMのCANVAS RIGID BAG最大の魅力です。
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