ハーレーで長時間走ると、ライダーは常にシートに座り続けます。
<>だからこそ「シート」のカスタムは乗り心地と操作性に直結する重要なポイント。快適さだけでなくハンドルやフットポジションとのバランスを考えた選び方が、ツーリングの満足度を大きく左右します。●ハーレーの快適性を決める!ハーレーのシート関連の購入はこちらから>>ハーレーパーツ|シート周り
シート選びの基本方針
理想のシートはライダーごとに異なります。体格、ハンドル位置、フットポジション、求める乗り味(ポジションの安定、長距離の快適性、スタイリング重視など)を整理して優先順位を決めましょう。
多くの人が「全部ほしい」と欲張りがちですが、何かを得れば何かが犠牲になるのがシートカスタムの現実です。まずは「何を一番重視するか」を明確にすることが失敗しないコツです。
カスタムでの“犠牲”は別パーツで補う

例えば、フォーム厚めの快適シートにすると足つきが悪くなる、ディープバケット形状だとフットポジションが遠く感じる──よくある話です。
そんなときはサスペンション、ハンドル位置、フットペグやブレーキレバーで調整して、トータルでバランスを取っていきましょう。一度に完璧を目指すより、段階的に近づけるのが現実的です。
ステッチで見た目と機能が変わる

タックロール、ダイヤモンド、ピロースタイル、フレイムなどのステッチは、同じ形状でも雰囲気を大きく変えます。見た目だけでなくステッチは滑りにくくする効果があり、長時間の疲労軽減にも寄与します。カスタムとしての見た目重視か、ライディングでの機能重視かで選び分けましょう。
柔らかいシートの落とし穴

柔らかめのシート(例:GEL仕様やDanny GrayのIST+エアシェルのようなハイテクシート)は座り心地が良く、短時間では快適です。
しかし柔らかすぎると腰が沈み、姿勢が崩れて腰痛や背中の痛みを招くことがあります。重要なのは「自然な乗車姿勢」を維持できるかどうか。腰まわりの筋力や好みによりますが、程よい反発力のあるシートが総合的に扱いやすいことが多いです。
表面素材は合皮か本革か

合皮(合成皮革)は撥水性、UV防止や表面温度低減など高機能な加工がされている物もあり、コスト面でも優れています。発色や加工の自由度が高く、オリジナルなカスタムシートに向きますが、数年で劣化する点は考慮が必要です。
一方、本革は使い込むほど風合いが増し、適切なケアをすれば耐久性に優れます。高級感があり長く使いたい人向けですが、価格とメンテナンスの手間は覚悟する必要があります。
まとめ
シートは「見た目(カスタム)」と「機能(ハーレーに合った乗り心地)」の両立が鍵です。まずは自分が何を一番求めるかを明確にして、必要ならハンドルやサスペンションなど他のパーツと合わせてトータルでカスタムしていきましょう。
必要ならば当店でフィッティング相談をいつでも受け付けています。
あなたのハーレーに最適な“本当の一脚”を一緒に見つけましょう。
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