配線のいらない電熱グローブ「EK-2175 プロテクトエレクトリックヒートグローブセット」を徹底レビュー【動画あり】

冬のライディング

今年の冬も寒くなりそうですが、冬のライディングの準備はできていますか。

ウインドシールドを付けたり、ハンドガードを付けたり、ハーレーはさまざまなパーツを付ける事で寒さを和らげることができますが、最後は身に着ける物でなんとかしなくてはなりません。

特に操作の要にもなる「手」。寒い時期に運転する手はガッチガチにかじかんでしまい、脇の下に手を入れたり、エンジンに直に触れて、少しでも暖めようと試みている方も多くいらっしゃることでしょう。

そうすると欲しくなるのが素材や機能など、さまざまな工夫を凝らした温かさを持つ冬用のグローブですが、

今年の冬は「寒さを防ぐ」ではなく、「暖かさを作り出す」グローブを使ってみるのはいかがでしょうか?

そこで発売されたばかりのとっておきの逸品をご紹介させていただきます。

ヒートグローブ単体画像

それが安心・安定のブランドKOMINEから発売されたEK-2175 プロテクトエレクトリックヒートグローブ:モバイルバッテリーセットです。

簡単に言うと電熱グローブ。ただ従来のものとは違い、専用のモバイルバッテリー給電により、車載バッテリーとの配線の付け外しや収納という、面倒くさい手間を一切省いた電熱グローブとなります。

今回はこちらを徹底レビュー。お読みいただき、ぜひこの冬のツーリングの参考にしてみてください。

今回使用する商品

商品画像

EK-2175 プロテクトエレクトリックヒートグローブ セット

EK-217:グローブ本体とEK-207:専用バッテリー×2個のセット商品。カーボンファイバーヒーターを採用した7.4Vの3段階の温度調整が可能な電熱ウインターグローブ。豊富なカラーバリエーションと幅広いサイズ感が魅力的です。

サイズ感と選び方

グローブでまず大事なポイントとなるのが、自分にあった適切なサイズを選ぶこと。

グローブをつまむ手

バイクグローブの選び方は、時間経過による圧迫で痛みを伴うため「ジャストフィット」や手のひらの感覚をうまく伝えられないため「オーバーサイズ」はNG。

適正なサイズ感は「少し大きめ」。目安としては縦方向つまり指先が少しつまめるくらいに余るのが丁度よいとされています。

こちらのヒートグローブ、サイズがXS~3XLまで展開をしていますので、必ずご自身の手の大きさに合った1着が見つかるはずですよ。

各種仕様

各種仕様

➀.人差し指は今では必然的な機能となっている、スマホの操作が可能な素材。

➁.パワースイッチ。電源のONとOFF。温度設定の切り替えを行います。

➂.ナックルガード。内蔵式になっているため、通常のバイカーグローブとは違い非常にシンプルな見た目。バイクシーン以外の普段の生活にも使用できるデザインです。

④.転んだ際に手のひらを守るパームスライダーもカーボン素材で、丈夫さと軽量さを兼ね備えている利便性を発揮。

⑤.人差し指のロゴと親指横のテープはリフレクター仕様で夜間のライトに当たると反射するなど、交通上の安全面も考慮。

⑥.モバイルバッテリー(7.4V)が左右1個ずつつ付属しています。

⑦.モバイルバッテリー用充電器

サーモグラフィ

見た目ではわかりませんが、指全体をマイクロカーボンファイバーヒーターが覆っています。赤外線効果で指全体を芯から暖めます。

セッティング

電熱系は便利だと思うけど、その度に車載バッテリーに繋いだり、外したりの作業が億劫なんだよね。と、使うまでの面倒くささから、少し距離を置いていた方も多いかと思います。

安心してください。今回のヒートグローブは特別な工具は一切必要なく、たった3ステップでセッティングできます。

コネクターを取り出す

STEP1.グローブのポケットからコネクターを取り出す

グローブのカフ部分(袖口)がポケットになっており、開けると中からコネクターが収納されているので外に取り出します。

コネクターとバッテリーをつなぐ

STEP2.コネクターとバッテリーをつなぐ

取り出したコネクターとバッテリーのコネクター部分をつなぎます。差し込むだけでOK! しっかり固定されます。

バッテリーを収納する

STEP3.バッテリーを収める

コネクターをつないだバッテリーを、グローブのポケットに入れ、再びポケット口を閉じます

準備完了

もう片方も同じようにセッティングすれば 準備完了。あとは通常のグローブと同じように装着すればOK!

使い方

使い方もカンタン。スイッチひとつで寒さに合わせた三段階の温度を選ぶことができます。

スイッチオン

カフ部分についている「パワースイッチ」を長押しすると電源が入り、スイッチを押す毎に三段階の発熱レベルが色とともに切り替わり、それぞれの環境に合わせた温度設定が可能です。

TURBOモード

赤色・・・TURBOモード

装着時の目安の体感温度は約70℃。付けているだけでグローブ内に汗を出るくらい暖かくなります。ただ厳冬期の使用を見越しての設定になるため、長時間の使用による低温やけどなど、使い方には注意が必要です。

HIGHモード

黄色・・・HIGHモード

装着時の目安の体感温度は約50℃。

LOWモード

緑色・・・LOWモード

装着時の目安の体感温度は約30℃。

OFFモード

スイッチを再度長押しすれば電源OFFとなります。

実際に走ってみました

実際に走ってみたメイン

天気は曇り。気温は11度。日差しがない分、立っているだけでも肌寒い気候の中、実際にヒートグローブを装着しハーレーで走ってみました。

服装はライダースジャケット+ダウンジャケットで挑みました。最初はTURBOモードを選択。

実際に走ってみたメイン2

結果...

やはりというか”身体”は寒かった。そしてグローブをはめた手。これがまあ驚くくらいに暖かかった。暖かかったですと少し語弊がある言い方になるかもしれませんので、寒くなかったという方が正しいでしょうか。寒い身体と寒くならなかった手の体温ギャップが面白いくらいでした。

その後、モードを変えて検証を行いました。

HIGHモード
LOWモード

HIGHモードは発熱部ではない手のひら部分に若干の寒気を感じたものの、それ以外の広範囲に広がる暖かさのおかげで耐えられました。太陽が出た気温の低い日中ならば丁度良いかも。

LOWモードですと、さすがに少し頼りなさを感じたものの、グローブを脱いだ後、外気に触れると一気に寒くなったのでやはり恩恵はありますね。 バイクでというよりかは普段使いに丁度良い温度設定かもしれません。

レビュー動画あります

バイカーグローブ特有のゴツゴツさがないシンプルなデザインに加えて、モバイルバッテリー給電なので、ツーリング以外のシーン、例えば通勤や通学などの普段の生活の中でも違和感なく使えるグローブです。

ただ操作が簡単で使い勝手良い分、注意が必要になる場合もありますので、しっかりと取扱説明書を読み、正しく使用するようにしてください。

【詳しい使い方や実際の走行風景の動画もYouTubeにて公開中! こちらもぜひご覧ください!
※音声が流れます 】

   
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