今回はお客様の車両をご覧いただきます。
車両は2017年式 FXDLS ローライダーS。
純正・社外品に限らず、さまざまなメーカーのカスタムパーツがふんだんに使用されているにも関わらず非常にキレイにまとまっているバランス感のある一台です。
溶接痕と焼けの変色に目を奪われる存在感ある2 in 1のマフラー。ステッチの色までこだわり抜かれたシート。フェアリングからタンク、エアクリカバーにまで描かれたノワールブラックのフレイムペイント。
他にもサスペンションや見えない所ではアクセル側に設置されたヘルメットロックに至るまで、ありとあらゆる箇所にこだわりのパーツが見る事ができる素晴らしいハーレーです。
そんな数あるカスタムの中でも今回は「一見すると気づきにくいが、知れば唸る」そんなカスタムの完成形とも言える事例の紹介となります。
エンジン周りから足回り、さらにはハンドル周辺に至るまで、車両全体のほとんどがARPボルトによって統一。
派手な外装変更ではなく、あくまで“締結部”という裏方の存在でありながら、全体の質感と完成度を大きく引き上げる。まさに「神は細部に宿る」を体現しています。
写真からもわかるARPボルトの存在感|エンジン・ミッション・ブレーキ周り


掲載写真では、カムカバーをはじめとするエンジン周り、トランスミッション周辺、そしてフロント・リアのブレーキキャリパー周辺に使用されているARPボルトをご確認いただけます。
ARP特有のシャープなヘッド形状と、精密さを感じさせる仕上げは、純正ボルトとは明らかに異なる存在感。ハーレーの無骨さを損なうことなく、メカニカルで引き締まった印象をプラスしてくれます。
機能パーツでありながら、確実に“見せるカスタム”として成立している点も、この車両の完成度の高さを物語っています。
写真がなくても伝えたい。ハンドル周りにもARPというこだわり
今回の写真には写っていませんが、ライザークランプをはじめとするハンドル周りも、ほぼすべてARPボルトにカスタムされていました。
視線が集まりやすいコクピット周辺において、ボルト一本まで妥協しない姿勢は、オーナー様の美意識そのもの。「見えにくい部分にも同じ思想を通す」ことで、車両全体に一貫した統一感が生まれています。
ハーレーカスタムにおいて、こうした積み重ねこそが“差”になるポイントになるのではないでしょうか。
ARPとはどんなボルトなのか?

ARP(Automotive Racing Products)は、アメリカ発の高強度・高精度ボルトメーカー。
元々はレーシングシーンで培われた技術を背景に、航空機レベルの素材管理と加工精度を誇ります。単なるドレスアップパーツではなく、
・高い引張強度
・正確なトルク管理
・繰り返し使用に耐える耐久性
といった実用面でも、純正ボルトを凌ぐ性能を持つのがARPの特徴です。
「ボルトされどボルト」。
この車両のように、全体をARPで統一するカスタムも、ワンポイントでこだわりの一本を入れるカスタムも、どちらも正解。
ハーレーの楽しみ方を、もう一段深い領域へと導いてくれます。
●ARP関連のパーツご購入はこちらから>>ハーレーパーツ |ARP エーアールピー
Brembo M-4 ラジアルモノブロックキャリパーを前後にインストール
さらに今回、フロント・リアともにキャリパーをBrembo(ブレンボ)M-4 ラジアル モノブロック 4Pキャリパーを、当店アンバーピースにてカスタムさせていただきました。
Before / After フロント


Before / After リア


Bremboは言わずと知れた世界最高峰のブレーキメーカー。
M-4キャリパーは、
・圧倒的な制動力
・ダイレクトでコントロールしやすいタッチ
・削り出しモノブロックならではの剛性感
を兼ね備え、ハーレーの車重をしっかり受け止めてくれます。
見た目の面でも、足元が一気に引き締まり、カスタム感と高性能感を両立。ARPボルトとの相性も抜群で、機能美を追求したFXDLSにふさわしいアップグレードとなりました。
●ハーレー専用brembo関連のパーツご購入はこちらから>>ハーレーパーツ |brembo ブレンボ
ハーレーカスタムは「積み重ね」が楽しい
今回のFXDLS ローライダーSは、派手さよりも完成度と統一感を重視したカスタム例として紹介させていただきました。
パーツ一つひとつの選択が、車両全体の雰囲気を作り上げる好例ですね。
当ショップでは、純正パーツはもちろん、こうしたハイエンドなカスタムパーツまで幅広く取り扱い、通販でもご案内しています。
ハーレーカスタムをもっと深く楽しみたい方にこそ、ぜひ知っていただきたい世界です。
これからもお客様のカスタム車両をご紹介していきます
今後も当ショップでは、お客様のこだわりが詰まったカスタムハーレーを、細部までしっかりとご紹介していく予定です。
「自分の車両も紹介してほしい」
「このカスタムを見てほしい」
そんな方は、ぜひお気軽にご連絡・お問い合わせください。
取材にご協力いただける方からのご連絡、ドシドシお待ちしております。