キャブレターのジェット交換

みなさんはマフラーやエアクリーナーをカスタムした時、燃料調整も行なっていますか?

マフラーやエアクリーナーの交換は空気と燃料の混合比を変えてしまいます。
アフターファイヤーの軽減やマフラー、エアクリーナーの性能をフルに活かすためにも、できる限り燃料調整は行なった方がいいでしょう。


インジェクション車にはO2インラインエンリッチメントデバイスを利用すると簡単です。
キャブ車の燃料調整をする場合は、キャブのジェット交換が必要になります。
今回はその交換方法をご紹介します。

KEIHIN 純正CVキャブレター用 メインジェット
ハーレーに純正採用されている、CVキャブレター用のメインジェット。


KEIHIN 純正CVキャブレター用 スロージェット
ハーレーに純正採用されている、CVキャブレター用のスロージェット。

キャブレターのジェット交換手順

今回の車両は2005年のソフテイルモデルです。

【STEP1】
はじめに、ガソリンタンクのコックをOFFにしておきます。
キャブレターを露出させるため、エアクリーナーを取り外しましょう。 エアクリーナーの取り外し手順はここでは割愛します。(こちらを参照)


【STEP2】
キャブレター下側のフロート部分を外します。
外す作業の前に、キャブレター内のガソリンをあらかじめ抜いておくと、ガソリンが漏れずにスムーズに作業ができます。


【STEP3】
下の画像はキャブレターのフロート部分を外して中を覗いた状態です。

マイナスドライバーを使い、メインジェットとスロージェットをそれぞれ交換します。
スロージェットは少し奥まった場所にあります。交換しにくい場合はスロージェット用のドライバーを使うとよいでしょう。
この時、ジェットの締めすぎには注意しましょう。ナメない程度に軽く締めます。

以上でキャブのジェット交換作業は終了です。

ついでにキャブのオーバーホールも

走行距離が伸びるにつれて、キャブレターも汚れてきます。10,000km以上走っている人は、ジェット交換の機会にキャブのオーバーホールも行った方がよいでしょう。
バイク屋さんに持ち込むと確実ですが、少し慣れると自分でも十分可能な作業です。

キャブのオーバーホール用にリビルドキットも販売されています。
DIYならかなり費用も抑えられます。ぜひチャレンジしてみてください。


純正CVキャブレター用 リビルドキット
オーバーホール時に使用する純正CVキャブレター用のリビルドキット。
1988年~07年純正CVキャブレターに適合。

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